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2013年8月

2013年8月31日 (土)

やって、させて、ほめて (前編)

今日は『人を指導する』という事についてお話していこうと思います。

こういう言葉をご存知でしょうか。

『やって見せ、言って聞かせて させてみて、誉めてやらねば人は動かじ』

ちょっと古い言葉です。

これは明治の連合艦隊司令長官、元帥海軍大将 山本五十六(やまもといそろく)の言葉です。

人を指導するコツが全てこの一言で言い表されている、といってもいいでしょう。

仕事をする最大の動力は「やる気」です。

そのやる気を起こすものには、

「外発的動機づけ=他人のためにやる」

「内発的動機づけ=自分のためにやる」

の2つがあります。

たとえば「お金を稼がなきゃならないから」「世間体のため」というのが外的動機づけ。

そして、「この仕事にやりがいを感じるから」「社長を尊敬しているから」というのが内発的動機づけです。

ある時、杉村健という学者が小学生2400人に対して「勉強する理由」というものを聞きました。

すると理由のうちの上位を占めた80%は、「親に誉められたいから」「先生に叱られたくないから」といったような外発的動機づけでした。

でも、成績がいい生徒たちはほとんど「好きだから」「面白いから」「新しいことを知りたいから」といった内発的動機づけを理由として挙げていたのです。

すなわち、外発的動機は、時に爆発的な力を発揮しますが、持続力はありません。

しかし、内発的動機は、仕事の効率、ひいては能力をも上げる大きなパワーとなるのです。

もちろん、内発的な動機づけだけが重要とは言いません。

人の好みは移り変わりやすいものですから、内発的動機づけだけでは、いつか飽きる時が来ます。

そんな時に「誉めてくれるから」「期待を裏切りたくないから」といった外発的動機づけが必要なこともあるでしょう。

走りに例えるなら、外発的動機づけは「ダッシュ」、内発的動機づけは「マラソン」です。

ですから人を「成長させたい」と思ったなら、わずかでも仕事に内発的動機、つまり興味を持たせ「この仕事を続けたい」という気持ちを起こさせ、また、「この仕事をしよう」と背中を押してやる事が必要です。

そこで、冒頭に出てきた、

『やって見せ、言って聞かせて させてみて、誉めてやらねば人は動かじ』 です。

次回では、それを踏まえて具体的に人を指導する方法をお話していきましょう。

続く

2013年8月27日 (火)

プライドをくすぐる

「男はプライドの生き物」といわれているのをご存知ですか?

これについて、ちょっと面白い記述があります。

動物の世界では「弱気になり、弱みを見せる事」は、すなわち「死」を意味するのです。

例ば、シマウマはライオンよりずっと早く走れるのだけど、弱みを見せた瞬間、自分より遅いはずのライオンに追いつかれ、あっという間に命を奪れてしまうのだそうです。

男性のハンターとしての習性とあわせて考えると「プライド」とは生死を分けるものだったため、なかなか抜けきることができないのかもしれません。

けれどもそれなら、この男性の習性を上手に使って、彼の心をしっかりつかんでみましょう。

●彼とけんかした後、上手に謝りたいとき

ここがポイント → 男のプライドをくすぐれば、まるく収まります。

くりかえしますが、男はプライドの生きものです。けんかをしたあと、簡単に謝ることはできません。

そこであなたも意地を張っていると、せっかく上手くいくつき合いもコジれてしまいます。

大切なのはケンカをした内容の追及や、どっちが悪くてどっちが正しいかということではないのです。

真実はこのさい横においておいて、ひとまず謝りましょう。そのうえで自分が怒ったのは、本当は「あなたを好きすぎてうまく言えなかった」という風に気持ちを伝えます。

こんな風に持ち上げられれば、男性側も「オレの方こそ悪かった」と言わざるをえないでしょう。

最後に『許してくれる?』と問い掛ければ、速効で彼からもおわびの言葉が返ってくるはずです。

 今日はごめん!!

 ワガママ言うつもりじゃなかったけど、

 ○○の顔を見てたらつい…。

 大好き!って気持ちと、わたしが思ってるほど

 ○○はわたしのこと好きじゃないかも!?

 って気持ちが不安になって、

 ついひどいこと言っちゃったんだ。

 許してくれる?

●彼のほうから上手にデートに誘わせたいとき

ここがポイント → 共通の趣味から、彼のうんちく王魂に火をつけて

多くの男性は、女性から強烈に誘われるとひいてしまいます。

ハンターとしての習性からか、“自分と同レベル、またはそれよりやや上の女”を狙いたいのが心情。

つまり、女性の立場として「誘いまくる」のではなく、男性から「誘いたくなる」ようにするのがポイント。それにはまず、男性をたてて、話しや趣味を合わせてあげましょう。

野球でもサッカーでも何でもOK。

「わたしも興味があって、もっと知りたいから教えて」という気持ちをアピール。

誘いやすい状況をつくります。

『イマイチわからないところがあるの』などと言われれば、彼はプライドを刺激され、「何が分からないの?何でも聞いてよ!」と、俄然はりきってしまうでしょう。

すぐにも『じゃ今度の週末はナイター観戦に行く?』などと、お誘いモードに入るかもしれません。

ただ、彼が大好きな事のはずなのに、これで反応がないときは彼女がいるか、見込みがないので、早々に諦めましょう。

 ○○さんも野球好きだったなんて!

 わたしもオリンピックを見てから秘かに興味津々なんです。

 でも、イマイチ分からないとこがあるんですよねぇ。

 よかったら、今度詳しくレクチャーしてください。

頑張ってください。

2013年8月22日 (木)

ポラリスはあなた

こんばんは。ゆうきゆうです。

さて、突然ですがこんな話を。

あなたは、「交際関係にある男性と女性では、気持ちの盛り上がり方に少し違いがある」ということをご存知でしょうか。

男性は付き合い始めというか、付き合ってしまうところまでがピークで、あとはビミョーに落ち着いてきてしまう…。

対して女性のほうはどんどん気持ちが盛り上がっていくと言われています。

だから、男性は結婚してしまうと満足しますが、女性は「ずっと愛してほしい」と願うものなのです。

女性のほうが恋愛に関するゴールが遠い、だから旦那さんや彼氏に対し、「もっとこうしてほしい」と思いますが、男性のほうにちょっとした覚め具合が生じるので、女性はそれを不満に思いがちです。

思っている通りに付き合ってもらえない…。

そのことに対する憂さ晴らしとしての結果が、ヨン様ブームなどを引き起こしているのでしょう。

人は「こうできたらいいな」と願うことを、似たものに重ねてスッキリさせる心理があります。

これを『浄化(カタルシス)』と言いますが、純愛ストーリーを見て、「恋愛したい気持ち」を満足させるというわけです。

純愛ストーリーでは、カッコいい男性から女性への優しく甘いセリフがオンパレード。

「僕があなたのポラリス(北極星)になってあげる、そうしたらあなたはもう迷わないでしょう。」

僕もこういうセリフを言う相手がほしいものです。無理ですか。

たぶん僕の場合、北極星というより、へびつかい座とか、そういうレベルだと思います。

話戻しまして。

だけどここで、ちょっと注意が必要です。

仕事から帰ってきて、疲れているときに、「ヨン様、すてき~」なんて言ってたら、旦那さんはムッときてしまうかも知れません。

男性は女性にいろいろ言われると、それだけで否定された気持ちになってしまうものなんです。

さらに、僕は不況のせいで、男性が自信をもてなくなっていると思っています。

男性は社会的に自信がもてないと、女性をほめたり、優しい言葉をかけたりすることが、できにくくなるんです。

残業も増えて、疲れているという体力的な事情もあります。

旦那さんも、奥さんが純愛ストーリーを喜ぶ妻をみて、「ああいうものを求めてるんだな」と思うこともあるでしょうが、照れくさかったり、面倒くさかったり。

また、ヨン様をほめるだけで、「あなたは優しくないわ」なんて、言われている気分になりがち。

そうなったら、余計に自分に自信がもてず悪循環です。

「決して『ぺ』とやらに勝ちたいと思っているわけじゃないけれど、面白くないな。」という風にもなってしまいます。

「純愛気分を味わいたいのに、現実はどんどん冷えていく」では困ってしまいますね。

そこで、現実に『純愛』気分を味わいたいと思ったら、自分から旦那さんをほめてみましょう。

そして、旦那さんがちょっとでもほめてくれたら、大げさに素直に喜ぶ!

すると、男性は「自分が役に立っている」と感じて、さらに優しいセリフをかけてくれるようになるかもしれません。

ポラリス(北極星)はあなた自身です。

2人の愛の生活が見失われないように、そのことを覚えておいてくださいね。

2013年8月18日 (日)

合コンの後 (男性心理はこう読む)

合コンの後、♪♪気分で帰ってきたあなたの携帯へ、両隣に座っていた男の子ニカイドウ君と、タカイチ君からのメールが来ました。

ニ 「今日はすごく楽しかったよ。

  ○○ちゃんのお友達はみんなノリが良くていいね。

  またみんなで飲みに行こうよ!」

タ「今日はおつかれさま。

  またヒマがあったら誘ってよ。

  ○○ちゃんとは話が合うしさ!」

ところでどちらの方が、より見込みがあると思いますか?

「うーん、楽しかったといってくれているし、ニカイドウ君かなぁ?

 でも、タカイチ君も話が合うって言ってくれてるし…。」

あなたはどちらだと思いますか?

それでは、さっそく解説を。

タカイチ君の冒頭の書き出しは『おつかれさま』で始まっているため、「今日の合コンはちょっと疲れた」と感じているようです。本心から楽しんだときは「今日は楽しかったね」や「ありがとう」という言葉が先に出てきます。

また、『ヒマがあったら誘ってよ』と、自分から次の食事を誘うのではなく、このように相手に判断を預けているのは、「お互いヒマなら行くけど、忙しかったら行かないかも」という本音がチラリ。それほど彼はあなたに夢中ではないようです。

しかし『話があう』というセリフや、『○○ちゃん』と女性の名前で呼びかけていることから考えると、見込みが0ではありません。彼は本気ではないけれど、僅かに脈はアリ!

比べて、ニカイドウ君との関係は残念ながらかなり望み薄いかも知れません。

『今日はすごく楽しかった』という文章から始まっているので、彼にとってこの合コンはたしかに楽しいものだったようです。

しかし、「あなたと」ではなく、『みんなで飲みに行こうよ』というところから、あなたと1on1で会うことはあまり考えてない様子。もしかしたら、あなた以外の合コン参加者のなかに、彼の意中のひとがいるのかもしれまん。

そして『また』というセリフからは「またいつか」というような気持ちを連想させます。

「機会があれば飲むけど、それはいつになるかは分からない」ということです。

好意を持っている男性は「次はいついつ頃」と、しっかり期日を指定してきます。

すなわち見込みはあまりないでしょう。 

男性のたてまえの中にはこんな本音がつまっていた事がおわかりになっていただけたでしょうか。

ポイント、ポイントを良く見極め、プラスイメージのポイントの量で彼の心を見抜きましょう。

これこそスーパーメソッド「ポイント・ゲット」

「今日は楽しかったね。

 ○○チャンは人を楽しくさせる天才だよ!

 今度の日曜日、一緒にまた遊ばない?」

というメールが来たなら、あなたに一目ぼれ、ということですね。

2013年8月15日 (木)

接待の心 (後編)

(前回からの続きです)

大切な相手を接待するには次のどの場所がもっともいいでしょうか?

 1「高級クラブ」  2「高級バー」  3「高級料亭」  4「居酒屋」

という問題でした。

 このうち接待の場所として最適なのは、もちろん高級かつ快適な1・2・3番であるのに越したことはありません。でも、たとえ予算や場所が取れなくて、それが4「居酒屋」になったとしても…、あなたの会話で「ユーモア」や「同情」などの感情によって気持ちを盛り上げさえすれば、その環境のマイナスをいくらでもカバーすることができるのです。

 ですので正解は、「答えはもちろん1・2・3番だけど、4番でもあなたの気持ち次第でどうにでもなる」ということです。

 これは恋愛でもあてはまります。デートの場所はもちろん「いいとこ」であるのに越したことはありません。でもお金などの関係で、それこそ安い居酒屋さんでも、公園でも、ファーストフードでも、決して気に病む必要はないのです。あなたの気持ちと言葉さえあれば、場所に関係なく確実に喜ばせることができるのですから。

 ですので今回の話をまとめると、

場所は良いところの方がいいけど、もしそんな場所でなくても決して後ろめたさを感じることなく、心と言葉でアピールすること! それだけで、高級な場所と同じ、いやそれ以上に確実に相手の気持ちを高めることができる!

これこそがスーパーメソッド「君のちから」!

 一般的に人は、良い場所を取れなかった後ろめたさから つい気持ちまで卑屈になってしまいがちです。それでは、相手に対して喜びを与えることなんて、夢のまた夢です。どんな心理学理論やビジネスの技術よりも大切なことは、「気持ちが負けないこと」。あなたの心さえ強く持っていれば、何も恐れることはないんです。それだけは、忘れないでくださいね

2013年8月 9日 (金)

接待の心 (前編)

今回は、「接待の極意」について考えていきます。

まずは問題から。大切な相手を接待するとき、次のどの場所がもっともいいでしょうか?

 1「高級クラブ」  2「高級バー」  3「高級料亭」  4「居酒屋」

 答えは決まりましたか?

 では、こんなお話を。心理学者バロンは「クラクション実験」というものを行ったことがあります。まず車を一台用意して、運転させます。そして信号の前に止まらせ、その信号が青になっても止めておきます。このとき、後ろの車がどのくらいの時間でキレてクラクションを鳴らすかを調べたのです。

 でも面白いのはここからです。後ろの車がクラクションを鳴らすまでの間に、ABCDの4つのパターンで、「女性」を通りがからせました。Aは、普段着の女性が近くを通るだけ。これはノーマルですね。Bは、同じ女性が片足に包帯を巻いて、松葉杖をつきながら通ります。もちろんケガをしているという演技です。これを実験者は「同情」を引かせる条件としました。ここまでは、理解できますね。

 そしてCは、その女性がピエロのお面をかぶって通りがかります。これを実験者は「ユーモア」条件としました。……なんか、「ユーモア」なんて言葉で片づけられない気がするのは、私だけでしょうか。さらにD。このときは、同じ女性が、むちむちボディコン(死語)なみの露出度の、セクシーな服を着て通りがかります。これを実験者は「性的覚醒」条件と言いました。「覚醒」というとカッコいいですけど、結局は「Hな欲求を刺激した」ということですね。実験者さんの趣味と実益をかねている気がします。

 さて、そんなわけで実験は行われました。このとき、どの条件で、後ろの車の人がキレてクラクションを鳴らすまでの時間が、もっとも長かったと思いますか?

 この実験は 今話した条件ABCDに加え、「後ろの車にエアコンがついているか、ついていないか」のそれぞれに分けて、調べられました。この理由は単純で、やっぱりエアコンがない車ほど暑さでイライラするのが早い、と考えられたからです。そして実際の結果も、その通りになりました。

 まず「エアコンがある場合」は、ABCDのどれでも、ほとんどクラクションを鳴らすまでの時間は変わりませんでした。金持ちケンカせず、といったところでしょうか。

 そしてここからがポイント。やはりエアコンがない車は全体的にクラクションを鳴らすまでの時間が短かったのですが、上のBCDの場合は、いずれもその時間が極端に遅くなったのです。中でもDのセクシーな衣装のときは、エアコンがあったのと同じくらいの時間がかかりました。セクシーはエアコンと同じ効果を持つ、といったところでしょうか。

 もちろん、Bの「同情」やCの「ユーモア」も、それに負けないくらい クラクションを鳴らすまでの時間がかかりました。すなわちこの実験の結論は、適度な「同情」や「ユーモア」や「お色気」は人の怒りを抑え、エアコンがあるのと同じくらい気分を快適なレベルに保つということ。

次回予告:では、果たして冒頭のクイズの答えはどれなのでしょうか?そしてそこから導き出されるテクニックとは?

2013年8月 6日 (火)

お近づきになるために (後編)

(前回からの続きです。)

「 つきあい始めの時は類似性」が、そして「つきあいが進んでくると相補性」が大切だということが分かりました。

 よってこの問題のように初対面の場合は、「なるべく相手と意見を合わせておいた方が親しくなりやすい」というわけです。というわけで、この時点での答えは1番。こう言えば相手の好意も高まりやすいですし、また「気が合うよね」「じゃ今度、一緒にスポーツしようよ」と話を進めていくこともできるでしょう。

 その点、最初から「俺は得意だよ」と話してしまうと、いくら相手は「へぇ~…。すごいですねぇ」と言ってくれたとしても、心の中では「あ…。私とは違うタイプの人だ」と思ってしまうものです。想像してみてください。あなたも初対面の相手が、自分のないものばかりたくさん持っていたら、少しだけ引いてしまいませんか?

 合コンなど、最初の出会いではつい色々とアピールしてしまいたくなるものですが、それは逆効果。「相手がどんな人か分からない…」そんな不安を抱えているからこそ、自分と同じ面を見つけた方がより強く安心し、それが親近感につながっていくものなんですよ。

 そうすると、こんな質問があがるかもしれません。

 「でも実際につきあっていく過程でスポーツをするときはどうすればいいの? ヘタなフリをするわけ?」

 いえいえ。もしあなたが本当は得意なら、その通りにやればいいだけです。「あんなこと言ってたけど本当はすごいじゃない」と相手はその落差からさらに感動してくれるはずです。つきあいが進めば、そのころには「相補性」がメインになっているのでまったく問題ありません。

 もちろんこれはビジネスでも同じです。営業先などで初対面の相手に、張り切って「私は○○もできます! ○○だってやったことがあります!」なんてアピールしすぎるのは、かえって相手の親近感を下げてしまうだけですので、注意してくださいね。

 自慢をするのは少なくとも2回目以降! 相手と初対面の時は、可能な限り「同じ」ことをアピールした方が有効なのです。

 よって話をまとめると、

初対面の相手と早く親しくなりたければ、自慢よりも好みや傾向を合わせた話し方をすることが大事!

これこそがスーパーメソッド「真横の言葉」!

相手と同じ高さに言葉をつなげていくことは、最終的に二人の気持ちを最短距離で結ぶことになるんですよ。

 誰だって最初は不安で仕方ありません。そんなときに自慢をして、ただでさえ相手に孤立感を感じさせる必要はないのです。あなたが相手と暖かな関係を作っていきたいと思うのなら、まずは優しく包み込んであげてくださいね。

2013年8月 3日 (土)

お近づきになるために (前編)

僕は最近悪い夢ばかり見ます。心理学では、悪夢は「逆補償夢」といって 「起きたときに『あぁ……。これが夢で良かった……』と、あらためて現実が幸せであることを感じるために見る」と言われています。そう考えると、悪夢を見たときもなんとなく納得できる気がしますね。

 それでは、今回も問題からいってみたいと思います。

 今のあなたは合コンに参加しています。そんなとき、お気に入りの異性が「私スポーツは苦手なんだ……。あなたは?」と聞いてきました。こんなときどう答えた方がいいでしょうか?

 1「実は僕も苦手なんだ」

 2「僕は結構、得意だよ」

 選んでから、続きを読んでくださいね。

 選びましたか? それでは解説をしましょう。

 一般的に、誰かと親しくなる場合には「類似性」と「相補性」という2つの原理が働くと言われています。簡単に言うと「似ている」か「ちょうど逆」か、ということ。

 想像してみてください。たとえばあなたがボブサップが好きだったとしましょう。そんなとき、偶然会った女の子が「え、ボブサップ好きなの? 実は私も好きなんだよー!!」と言ったとします。すると、「マジで!?」「うん、あの顔がいいよねー!」なんて風に話が合うため、二人は親しくなっていくはずです。

 これが「類似性」によって生まれた関係です。知り合い始めは話題を見つけるのが大変ですので、このように話題が合うとかなり強い親近感を得られるわけですね。

 さて、そして二人はつきあいを重ねて、ついに結婚を考える時期になりました。でもいくら趣味があったとしても、年がら年中ボブサップの話ばかりしているわけにはいきません。うまく家計をサポートしてくれるか、料理を作ってくれるか、自分の気がつかなかったところを教えてくれるか…。そういった点を考えて、相手との関係を決めていくはずです。

 このように、自分が持っていない部分を相手が補ってくれる ということが「相補性」です。そしてこの2つは今見てきたように「つきあい始めの時は類似性」が、そして「つきあいが進んでくると相補性」が大切になってくると言われているのです。

次回予告:では 問題の答えはどちらなのでしょうか? そして、そこから導き出されるコミュニケーションの技術とは?

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