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2013年8月 3日 (土)

お近づきになるために (前編)

僕は最近悪い夢ばかり見ます。心理学では、悪夢は「逆補償夢」といって 「起きたときに『あぁ……。これが夢で良かった……』と、あらためて現実が幸せであることを感じるために見る」と言われています。そう考えると、悪夢を見たときもなんとなく納得できる気がしますね。

 それでは、今回も問題からいってみたいと思います。

 今のあなたは合コンに参加しています。そんなとき、お気に入りの異性が「私スポーツは苦手なんだ……。あなたは?」と聞いてきました。こんなときどう答えた方がいいでしょうか?

 1「実は僕も苦手なんだ」

 2「僕は結構、得意だよ」

 選んでから、続きを読んでくださいね。

 選びましたか? それでは解説をしましょう。

 一般的に、誰かと親しくなる場合には「類似性」と「相補性」という2つの原理が働くと言われています。簡単に言うと「似ている」か「ちょうど逆」か、ということ。

 想像してみてください。たとえばあなたがボブサップが好きだったとしましょう。そんなとき、偶然会った女の子が「え、ボブサップ好きなの? 実は私も好きなんだよー!!」と言ったとします。すると、「マジで!?」「うん、あの顔がいいよねー!」なんて風に話が合うため、二人は親しくなっていくはずです。

 これが「類似性」によって生まれた関係です。知り合い始めは話題を見つけるのが大変ですので、このように話題が合うとかなり強い親近感を得られるわけですね。

 さて、そして二人はつきあいを重ねて、ついに結婚を考える時期になりました。でもいくら趣味があったとしても、年がら年中ボブサップの話ばかりしているわけにはいきません。うまく家計をサポートしてくれるか、料理を作ってくれるか、自分の気がつかなかったところを教えてくれるか…。そういった点を考えて、相手との関係を決めていくはずです。

 このように、自分が持っていない部分を相手が補ってくれる ということが「相補性」です。そしてこの2つは今見てきたように「つきあい始めの時は類似性」が、そして「つきあいが進んでくると相補性」が大切になってくると言われているのです。

次回予告:では 問題の答えはどちらなのでしょうか? そして、そこから導き出されるコミュニケーションの技術とは?

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